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矯正Vol.2 乳歯の反対咬合

この患者さん(写真は初診時のもの)は、右側の歯列が反対咬合で、左側は正常咬合です。
不正咬合の原因として多く挙げられるものとして、「お口の中、お口の周りの筋の均衡の崩れ」があります。歯はお口の中、そしてその周りの筋機能のバランスのとれたところに並び、舌や唇の圧力のバランスのとれたところに歯列が形成されていきます。奥歯においても同じことが言えます。バランスよく調和の取れた空間に作られた歯列のみが、正常な歯列に近づきます。

この患者さんは今、ムーシールドと言って歯を押してしまう歯の周りの筋の不調和を取り除くことによって反対咬合を改善していく装置を使用していただき経過をみています。この装置を使用することによって、歯に直接ブラケットと言われる装置を付けなくても改善出来ることがあります。

成長期が過ぎてしまってからの矯正は時間も費用もかかります。特に反対咬合に関しては乳歯列期に反対咬合であった者が自然治癒する率は6%でしかないと言われており、早期初期治療がいかに重要かがわかります。そして治るまでの時間や労力を軽く出来ることによって患者さん自身の負担が軽くなります。

初期の段階で子供さんに、「今から治療を始めさせた方が良いのかな」などと積極的に歯並びの治療に取り組ませることはなかなか難しいことだと思いますが、このような装置によって治療が出来る症例もあるということを是非知っておいていただきたいなと思いました。


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右側
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左側
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装置
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